【国会活動】内閣委員会で質疑に立ちました(2022年11月4日)

★質問要旨★

  1. 岡田国務大臣の政治資金に関する問題について【岡田国務大臣】
  2. 新たな国家安全保障戦略の策定プロセスについて【内閣官房長官】
  3. 国民保護体制の強化について(南西諸島における港湾整備強化など)【内閣官房長官】

★質疑映像★

★議事録★

○大西委員長 次に、太栄志君。

○太委員 神奈川十三区の太栄志でございます。  本日は、国民への説明責任、この視点から各大臣に、まずは岡田大臣、政治資金の問題、そして国家安全保障戦略、また国民保護、この問題について扱いたいと思っております。  では、早速、岡田大臣に伺いたいと思います。  一部報道がありました。岡田直樹地方創生担当大臣が、ポスターを掲示してもらっている地元有権者に管理料を支払っている。十月二十六日でした、日刊ゲンダイ。岡田大臣が買収まがいに政治資金を地元有権者にばらまくとの記事が出ています。  まず、大臣、この報道は事実でしょうか。

○岡田国務大臣 お答えを申し上げます。  ただいま御指摘の報道には事実に反する内容がありますことから、改めて事実関係を御説明申し上げたいと思います。  まず、政党の広報掲示板については、自民党の参議院石川県第二支部が、党勢の拡大を図るため、政党活動の一環として、支援者の土地や家屋に設置しているものであります。支援者の所有地内に設置させていただいていること、あるいは、屋外のため、広報掲示板やそこに貼られたポスターが雨や風、雪などで傷むことも多くございますので、そうした際に、その貼っていただいている方、掲示板を設置していただいている方御自身で修理をいただいたり、又は事務所への連絡等を行っていただくとともに、日頃から、不具合が生じていないかということを確認するなどの管理も行っていただいております。  そうしたことへの対価、すなわち、設置の対価と管理の対価として広報掲示板管理料を支出しているところでありまして、このように、御指摘の報道の、管理の実態がないというふうに書かれておりますけれども、その指摘は全く当たらないと考えております。  謝礼や選挙区内での寄附に該当するものでもなく、公職選挙法や政治資金規正法に抵触するとの指摘も当たらないと考えております。  また、金額を申し上げますと、広報掲示板一か所につき年間二千五百円を支出しておりますが、個人の所有地内に設置していただいていることへの対価や、不具合がないかの確認、不具合が生じた場合の修理、事務所への連絡などの管理を行っていただいていることへの対価という性格に鑑みて、妥当な水準であると考えております。

○太委員 大臣、事実と反する、また違法ではなかったということだったと思いますが、私も大臣の収支報告書を見ました。三年、一人当たり一万二千五百円以上から、また八万円というのもありましたし、三年間でポスター管理料の総額は二百万円を超えています。  私も、最初、このニュースを聞いたときには本当に驚きました。私は六年間浪人生活を送りましたが、まさに私のような落下傘の新人の候補にとってこのポスター掲示というのは大変重要で、大切なツールだと思って、一軒一軒地域を歩いて、お一人お一人の有権者の方の御厚意で貼らせていただいてまいりましたので、まさに、お金を払って、管理料とおっしゃっていましたが、貼らせていただくという、そんなことができたら本当に楽だろうなというふうに思った次第なんですが、もちろん常に資金的にも不足していましたので、大変でした。  この報道が大臣のおっしゃっているとおりであったとしたら、これはまさに、お金を持っている人、持っていない人、そういった人がフェアに、公平に、政治に、選挙に挑んでいくという公職選挙法の趣旨を大きくゆがめることになりかねないと思っておりますので。  大臣、また細かくお伺いしたいのが、この収支報告書、先ほど言いましたお一人当たり一万二千五百円から八万円だと。大変高額だと思いますが、大臣、先ほど二千五百円とおっしゃいましたけれども、この管理料の内訳を教えていただけますか、二千五百円の。お願いいたします。

○岡田国務大臣 お答え申し上げます。  先ほどお答えした、広報掲示板管理料として、広報掲示板一か所につき年間二千五百円を支出しております。また、複数の広報掲示板をお一方が設置、管理いただく、そういう方には、その数に応じた額となっております。  所有地内に設置していただいていること、また、不具合がないかの確認、不具合が生じたときの修理、事務所への連絡などの管理への対価という性格にも鑑みれば、この一か所年間二千五百円との金額は妥当な水準というふうに考えております。

○太委員 大臣、一律二千五百円だったということで間違いないですか、もう一回確認で、全ての方が。

○岡田国務大臣 広報掲示板一つ設置をし、そこにポスターが貼られるわけでありますけれども、その一基の広報掲示板当たり二千五百円ということでありますので、これを複数掲示されている方については、その枚数分、あるいは掲示板の基数分、支出をいたしております。例えば、一万二千五百円という方は、二千五百円掛ける五ということで、五つの掲示板を管理いただいている、そういうことでございます。

○太委員 大臣、分かりました。一律二千五百円ということですね。  大臣、いろいろと御説明されましたが、私も、ポスターメンテ、どういった作業があるかというのは分かっているつもりです。ですが、ポスターというのはまさにそれぞれいろいろと費用のかかり方も違うと思います。これはまさに、なぜ一律二千五百円だったのか。これがまさに実費精算であったとしたらある意味少し分かるのかなと思いますが、しかし、一律支給であれば、これは不透明になりますよ。そういった意味で、まずそこが疑惑の出発点だと思いますが、そこはおかしいと思っています。  それで、大臣、お伺いしたいのが、大臣がポスター管理料を支払われた皆さんというのは、実際にポスターを貼ったり管理をした実態があったのかどうか、そこを教えてください。実態があったかどうか。

○岡田国務大臣 お答えを申し上げます。  これまでも御説明しましたように、屋外であります。特に、北陸でありますので、冬は雪も降ります。そうした中で、やはりポスターが剥がれたり、あるいは破れたり、そして掲示板自体にも不具合が生ずる。そういう場合に、まずそれがないかということを毎日、毎日とは申しませんけれども、日常的に見ていただいている、そして、不具合があれば、それを自ら修理をしていただいたり、あるいは事務所に御連絡をいただく、こういうことは管理の行為として実態が十分にあるというふうに考えております。

○太委員 大臣、今、実態はあるとおっしゃいましたが、これは全員の方、実態があったかどうか、そこも御返答をお願いいたします。

○岡田国務大臣 これは、我が自民党の支持者の方々であり、自民党員の方々が多いわけでございますし、報道にはいろいろなコメントも載せられておりますけれども、それは匿名でありますから、私はここでコメントを控えたいと思いますけれども、管理の実態というものはあった、そういうふうに考えております。

○太委員 大臣、実態はあった、全員だったというふうにおっしゃいましたが、我が党の近藤和也衆議院議員、石川三区です。先週末に、この大臣の収支報告書に記載された皆さんのところ、何人かの方、聞き取り調査ということで回られました。その中で、自分で貼ったことはないという方は何名かいらっしゃったんですが、実際に。大臣、その点に関しての御見解をお聞かせください。

○岡田国務大臣 ポスターは、例えば一年に一度、あるいは半年に一度になるかもしれません、それは新しいものができれば貼り替えるわけでありますけれども、そのときは、我が方の事務所の職員がその管理していただいている方の元にお届けに上がるということはございます。そして、共同で貼ったりすることもあると思います。

○太委員 大臣の選挙区である石川県下のポスターの掲示個数を把握されていますか。教えてください。

○岡田国務大臣 私の参議院の選挙区でございます石川県内には、全部で三百七十六か所の政党の広報掲示板を設置しておると存じます。

○太委員 三百七十六か所、これ全てに関して、ポスター掲示者全員にこの管理料を払っているのかどうか、そこを教えてください。全員に払っているかどうか、お願いいたします。

○岡田国務大臣 この三百七十六か所のうち二百八十一か所については、支援者の所有地内に設置し、不具合がないかの確認や不具合の修理、事務所への連絡などの管理をお願いして、そうした設置の対価と管理の対価、先ほど申しました広報掲示板管理料を支出しております。  また、残る九十五か所については、これは私の事務所や自民党の石川県連合会の支部あるいは私の後援会等が直接管理をしておるものであります。

○太委員 大臣、それでは、収支報告書に、枚数的にはこれは数が合わないと思うんですが、なぜ全ての方が記載されていませんか。教えてください。

○岡田国務大臣 収支報告書には一万円を超えるものの記載をすべしということでございまして、例えば、広報掲示板一基設置、管理をいただいて、ポスター一枚管理を願っている方は二千五百円の支出をいたしておりますので、そういう方々は政治資金収支報告書には記載をされないということでございます。

○太委員 あと、おかしな点が、大臣のこの管理料を払っている方が金沢市内に限定されています。なぜですか。ここを教えてください。

○岡田国務大臣 お答え申し上げます。  金沢市は、石川県の県庁所在地であり、最大の人口を擁しております。かねてより、石川県の自民党、また我々も、金沢を党勢拡大に向けた重点的かつきめ細かく展開をしていきたいところと考えておりました。このため、広報掲示板管理料を支出して設置する広報掲示板については金沢市内に集中しているということでございます。

○太委員 大臣、結局、今御説明を聞いてもやはり分からなかったです。  大臣はもちろん、県議も経験されていた、事務所も金沢市内ということですよね。ですけれども、場所だけを見ても、御自身の御地元だけを何か特別に配慮しているんじゃないかということも思われますし、あと、先ほどの近藤衆議院議員の聞き取り調査の中でも、お金を受け取っていないような方もいたりとか、実際何もやっていないというような方、そういった方もいらっしゃいました。いずれにしろ、この疑惑というのがなかなか晴らされないと思います。  大臣は法的に問題ないとまたおっしゃいましたが、やはり大臣というお立場上、道義的な責任というのは重たいと思っておりますし、まさに今、政治不信がどんどん深まっています。政治とお金の問題、どうか引き続きしっかりと説明責任を果たしてもらうということ。  そして、このことがやはり認められるとすれば、大臣は二千五百円という設定でしたけれども、掲示板、ポスターを貼らせていただくために我々が数万円を払ってもいいということになれば、本当にこれはおかしなことだし、法律改正もしなきゃいけない、そういった話になりますので、引き続きこれは徹底した説明責任をしていただくようお願いいたしまして、あと、この後、我が党の馬淵議員の方からも、総務省の見解も含めて質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  岡田大臣は、私の質問としてはこれで終わります。御退席いただいても構いません。  続きまして、松野官房長官に質問させていただきます。  先週の十月二十八日にも同じ質問をさせていただきました。政府が九年ぶりに改定を目指している、そして年内の改定を目指している防衛三文書の中の国家安全保障戦略の策定プロセスについて質問させていただきたいと思います。  昨日の北朝鮮の暴挙も続いております。我が国を取り巻く安全保障環境というのは本当に厳しい中で、私の基本的な立場としましては、やはり今のままではもう駄目だ、国民の多くの皆さんもそういった感覚になってきているんじゃないかということがまずあると思っております。メディアの各種世論調査の中でも、六割以上の方が、やはり今の日本の平和の問題、安全保障の在り方について相当不安に思っていらっしゃる、こういった現状です。だからこそ、私はしっかりと防衛体制というのは強化していかなきゃいけないというふうなスタンスでおります。  しかし、政府から、岸田総理が所信表明演説で、いわゆる敵基地攻撃能力を含んだ抜本的な防衛力の強化にあらゆる選択肢を排除せずに検討していくと言ってから一年がたちました、昨年十一月でしたので。年内にと言っていますが、もう二か月ないです。  そういった中で、政府としては、ずっと私も質問してきても、検討状況に関しては、現時点では詳細はお答えできないという答えが続いてきましたが、先週の官房長官の返答の中で、今後は国会での審議に答える形で政府として説明すると御答弁いただきました、官房長官から。  そこで質問ですが、これは年内の閣議決定の前なのか後なのか、もちろん前だと思っておりますが、そこを、官房長官、明確にしてください。お願いいたします。

○松野国務大臣 お答えをさせていただきます。  新たな国家安全保障戦略等の検討状況につきましては、政府としては、これまでも国会における質疑にお答えする形で随時説明してきているところでありますが、引き続き、閣議決定の前後を問わず、その時点での議論の推移に応じて丁寧な説明に努めていく考えであります。

○太委員 いや、官房長官、私、丁寧に説明されていないと思っております。  どうですか、この反撃能力。別に私も全部否定しているわけじゃないです。今、何かしっかりとした十分な審議を通して、必要であればそういった能力も保有できるように、装備もしっかりとしていかなきゃいけないというふうに思っておりますが、全然これは答えていないですよ、官房長官。  それじゃ、官房長官、しっかりとそうした議論を深めてできるということで、もう一度確認です。閣議決定の前くらいにできるということで、審議をしていただけるということでよろしいでしょうか、現段階での検討状況を明らかにした上で。ということで、もう一度御返答をどうかお願いいたします。

○松野国務大臣 お答えをさせていただきます。  現在、国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議においても議論を進めていただくとともに、新たな国家安全保障戦略等の策定に向けた議論を加速をしているところであります。  先ほども申し上げましたけれども、これまでも国会における質疑にお答えする形で随時説明してきているところでありますが、引き続き、議論の推移に応じて丁寧な説明に努めていく考えであります。

○太委員 官房長官、有識者会議が進んでいるということは、これは承知しています。与党内での審議も進んでいることも承知していますが、野党に対して、特に国会での審議はやっていないですよね。これは予算委員会で与党の議員の方の質問に対しても、現段階では詳細をお答えすることはできませんと明確におっしゃっていました。全く、私、これは進んでいないと思っています。  総理も、十月六日でした、本会議で、国家安全保障戦略等について、閣議決定前に、公党の党首間でのやり取りも含めて、建設的なものとして受け止め、検討させていただきますと十月六日におっしゃいましたけれども、いまだにこれはできていないですよ。これが現状です。いつやるんですか、本当に。それをまず私は進めていただかなきゃいけないと思っています。  ここでもう一つお伺いしたいのが、これも質問通告を出していますが、トマホークのこと。  政府がアメリカ製の長距離巡航ミサイル、トマホークの購入をアメリカ政府に打診しているとの報道が、これは先月末からなされています。複数の政府関係者が明らかにしているということですが、官房長官、これは本当ですか、教えてください。お願いいたします。

○安藤政府参考人 お答え申し上げます。  反撃能力の保有を念頭にトマホークの購入を検討しているとの報道があることは承知しておりますが、いわゆる反撃能力につきましては、現在検討中でございまして、具体的な内容等は何ら決まっておりません。

○太委員 これは各主要紙がもう報じています、何か当たり前のように。ちょっとこれは、まだ今実際なさっていないということですけれども、まさに私も、トマホークに関しては、ちゃんと審議した上で、本当に必要なのかどうか徹底して審議した上で、必要であれば、やはり短期間で比較的リーズナブルに配備できるという視点は、これは利点だと思いますので、そういったことは検討していくべきだと思いますが、閣議決定していないです、国会審議ゼロです。そういった中でこのトマホークの購入が出てくるということは、やはりこれは順番が違うと思っていますし、そうやって既成事実をつくろうとしていることはやはりおかしいと思います。  ちょっと官房長官、この点、御見解をお願いいたします。事前に出しています。

○松野国務大臣 お答えをさせていただきます。  先生より公党間等の御議論をというお話もございましたが、これは、それぞれの政党間、まさに政党間のお話でございますので、政党間同士でお話の結論を出していただければと思います。  また、国会内での審議のありように関しましては政府としてコメントする立場にございませんが、政府としては、これまでも国会における質疑にお答えする形で随時説明をしてきているところでありますので、閣議の決定の前後を問わず、その時点での議論の推移に応じて丁寧に説明を進めていく考えであります。

○太委員 官房長官、このトマホークの件、もう少し教えていただきたかったんですが、もし違うのであれば、しっかりとメディアの方にも抗議すべきだと思いますし、そうしないということは、やはりいろいろな意味で、いろいろなことを進めようとしているんじゃないかと。これは問題だと思っています。  アメリカだって、武器輸出の管理法があって、その中でしっかりと国会審議で、海外に売るとか買うとか、そういったことを国会審議やっていますよ。議会での決議というのは、これは必要ですので、義務づけられていますので。  そういった視点からも、既成事実をつくることに対して私は改めて強く抗議をさせていただきます。  時間がないので次に移りますが、改めて、国家安保戦略の策定プロセスにおける国会審議の重要性について、これはしつこ過ぎますけれども、最後に教えてください、もう一回、官房長官。具体的に進めていただけるということ。党同士じゃないんです。政府がしっかりと明らかにするかどうかということです。お願いいたします。

○松野国務大臣 お答えをさせていただきます。  繰り返しになって恐縮でございますけれども、新たな国家安全保障戦略等の策定について、その過程で国民の皆さんに丁寧に説明し理解を得ていくことが重要であると考えています。この観点から国会での説明は重要であると考えており、政府としては、引き続き、閣議決定の前後を問わず、そのとき、その時点での議論の推移に応じて丁寧な説明に努めていく考えであります。

○太委員 全く丁寧な説明がなされていないから、具体的な情報が出していただけないから質問しています。  官房長官、もう最後です。なぜ私がここまでこだわっているかというと、国会議員、まさに防衛出動、自衛隊の出動に際して、国会承認が義務づけられています。ということは、国会議員一人一人がこの防衛政策に関して責任を負わなきゃいけない。逆に言うと、責任を押しつけられることになるんですよ、今のままだと。反撃能力の審議には全く関与させてもらえない中で、決まってから、国会承認のときだけ責任を押しつけられる。やはりこれはおかしいと思いますので、二か月切りましたけれども、十分な議論、幅広い国民の支持と理解がなきゃ国は守れないと思っておりますので、どうかそこは引き続き取組を進めていただきたいと思っております。  ちょっと時間が短いですので、もう一つ、国民保護。  最後に一つお伺いしたいのが、ここでもやはり国民への説明ということが大変重要になってくると思っています。これもまた各種報道で出てくるのが、南西諸島防衛に関して、その中で港湾整備強化、これは防衛活用ということについて、様々、メディアで、政府が検討しているというふうに出てきております。これも、これまで国交省が主体的に進めてきた公共インフラ整備に安全保障の観点から加わること、私は大変重要だと思っているし、これはむしろ遅過ぎたと思っています。  私は南西諸島の出身、鹿児島の沖永良部島出身なんですが、この前、与那国島の糸数町長と意見交換したところ、有事の際の島外への退避について具体的な計画がないと語っていました。いざというときに国は本当に離島の住民の安全を守ることができるのか、全く見えてこない、不安だという意見。  そういった中で、港湾整備強化についての検討状況、これは防衛省の方でしょうか、教えていただけますか。お願いいたします。

○安藤政府参考人 お答え申し上げます。  南西諸島の空港や港湾は、離島の住民生活や観光といった産業基盤のみならず、有事や災害等の各種事態における人員や物資の輸送の観点においても大変重要な役割を担うものと認識しております。  また、防衛省としては、我が国防衛上、多様な空港、港湾からの運用が重要であるところ、日頃からそのための訓練を重ねる必要があるとの観点から、これらを平素から柔軟に利用できることが重要と考えております。  また、これが確保された上ではございますが、空港、港湾の整備、機能強化につきまして、例えば、先生がおっしゃられましたように、輸送手段が船舶や航空機に限られる先島諸島におきましては、部隊運用上の有用性が高いものもございます。  公共インフラの整備や利活用に係る防衛省のニーズを反映できるよう、関係省庁と積極的に議論していきたいと考えております。

○太委員 ありがとうございました。  是非ともそこはしっかり進めていただきたいと思っていますし、ですけれども、その際も、やはり空港、港湾、これは県営のところが多いです、県が。ということは県の同意が必要です。そういった意味でも、やはりしっかりとした国民への説明責任、そこがないと、この国民保護も進まないと思っておりますので、この点、どうか引き続き説明責任を徹底していただきたくお願いいたします。  あと、済みません、大分出したんですが、できなくて。最後に一つ、官房長官に質問させていただきたいのが、官房長官はポスターを貼っているか、貼っている場合、管理料を支払っているかどうかを最後に教えてください。どうかお願いいたします。

○松野国務大臣 お答えをさせていただきます。  突然の御質問でございますので事務所等には確認をしておりませんが、広報板等は設置をさせていただいております。また、私の知り得る限り、その設置に何らかの、お金というのはどういった意味かがちょっと分かり……(太委員「管理料ですね」と呼ぶ)管理料ですか。管理料という形でお渡ししているという事実はないんだろうというふうに思います。

○太委員 どうもありがとうございました。  以上です。