太ひでしが、「グローバルに考え、地域密着で行動する」
(Think globally, act locally)中で見えてくることを発信しています。

Vol.32:新党誕生! 新時代日本へ、古い政治を変える!

 この度、国民民主党と立憲民主党が解党した上で合流し、新しい党が誕生します。私はこの新党に参加する決意を固めました。山積する国の課題を解決し、世界をリードする新時代日本をつくるためには、今こそ自民党に代わって政権を担える新しい政治勢力をつくらなければなりません。

 日本の政治の一番の問題は、野党が弱いことです。政治に緊張感がなく、政権へのチェック機能を果たしていません。そのため、一強政治の驕りによる権力の私物化がまかり通り、「政治とカネ」の問題や公文書の改竄など社会の倫理が歪められる事件が相次ぎました。

 巨大与党に対抗するには、理念と基本政策のすり合わせを徹底した上で、野党の大きな塊をつくることが必要です。今回の新党は昨年9月から衆参両院で統一会派を組み、ほぼ1年間の協議を経て、結党に至りました。政権を担える体制と覚悟を持った強い勢力へと発展させ、政権への監視機能を高めることがまず求められます。

 コロナ危機の中、安倍総理の突然の辞意表明で長期政権が終焉しました。国際社会で日本の存在感はたしかに高まりましたが、期待されたアベノミクスの恩恵は一部の大企業や富裕層だけで、多くの国民へは届いていません。今回のコロナ危機でも、国民の声やニーズを十分にくみ取れず、ちぐはぐな対策が続きました。国民の命より特定の業界や団体の利益が優先されました。利権や既得権益にがんじがらめの自民党に、日本の舵取りをこれ以上任せられません。

 今こそコロナ後の新しい時代に相応しい、自民党に代わる新しい社会像を明確に提示することが求められます。社会の多様性や人権への配慮、目先の経済効率性でなく一人ひとりの幸せを目指す共生社会、公正な分配による格差解消、過度な対米依存からの脱却など、新党の綱領案で示した基本方針を具体的な政策に落とし込み、国民に浸透させるための地道な活動を急がなければなりません。

 現行の小選挙区制は国民に広く受け入れられる明確な旗印を掲げることができれば、一度の総選挙で一気に政権交代が実現する仕組みです。私たちはいつでも政権を担える体制づくりを長期的な戦略を持って早急に整える必要があります。

 私は引き続き、地道な草の根活動を通して地域の声に寄り添い、自民党の古い利権政治に代わって、安心して政権運営を任せてもらえる新しい政治の受け皿づくりにまい進してまいります。

2020年9月3日

太 栄志 拝