【メディア掲載】与野党新人議員への取材(日本経済新聞)

与野党の新人議員への取材を受けました。日経電子版の記事はこちらからご覧ください。

新人議員、私の日本改革論
外交・安保政策、現実的に 立憲民主党・太栄志氏

 日本を安全保障や感染症の脅威から守る体制づくりを強化していきたい。外交・安全保障が重要になる。米国のヴァンダービルト大学の客員研究員や米戦略国際問題研究所(CSIS)の研究員を経験した。そのころ一緒に働いていた米国人の同僚に言われたのが「日本人は変わろうとしない」ということだった。

 米国に言われたことを守っていくだけでは発展がない。同盟を維持するために努力し続ける一方で過度の依存はやめなければならない。おかしいことはおかしいと言える関係にならないと中国の脅威などの国際情勢のなかで日本が生き残れない。日米地位協定については見直しが必要だと考える。新型コロナウイルス禍で問題になったのが、米軍基地内の情報をなかなか開示してもらえなかったことだ。

 米軍の感染状況などを教えてもらえず地方自治体は苦労した。一つ一つ変えていくことが重要だ。神奈川13区から立候補したのは米軍のキャンプ座間などがあるためだ。基地のある街から対米関係を再考すべく力になりたい。新型コロナで政治が国民の命や生活を守っていくことができないと明らかになった。今の政権が問題というわけではなく構造的に有事に対して機能できていない。危機管理体制を強化すべきだ。国の安全保障体制を強化することにもつながる。

 米国には自然災害や感染症に備えた緊急事態管理庁が存在する。日本は責任の所在がわからない。日本にも組織をつくって危機に強い国に変えていきたい。

 立憲民主党から立候補したのは党の外交・安全保障政策を強化するためでもある。旧民主党政権の一番の問題は沖縄の基地問題も含めた外交・安全保障政策だったと思う。定期的な政権交代は必要だ。現実的な外交・安保政策を持ち有権者に安心感をもってもらいたい。野党第1党の立民を変えることで国を変えられると信じている。私の強みは国際性だ。海外で学び働いた経験から安全保障関係のネットワークがある。