Japan2100「やまと未来ラボ」研究会開催報告:第6回
「市民パワーで政治を変える!未来をつくる!アメリカの草の根政治の手法から学ぼう」
- ゲスト:鎌田華乃子氏
コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン理事/共同創設者 - 日時:2月6日(土)10:00 – 11:00
- 場所:ZOOMにてみなさまのお宅
米国発のコミュニティ・オーガナイジングという市民のつながりを生み出し、社会変革を実現する手法を日本に初めて導入し、普及に努められている鎌田華乃子さんに米国からZOOMで講師としてご参加いただき、「市民の力で政治を変える!未来をつくる!」をテーマに開催。
鎌田さんとは10年前にハーバード大学で出会いましたが、鎌田さんはケネディースクールでコミュニティ・オーガナイジングを学ばれ、その後日本でコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンを立ち上げられました。現在、ピッツバーグ大学の博士課程で社会運動や市民参加の研究を更に深められていています。
昨秋出版されたご著書を簡潔にとても分かりやすくご説明いただき、私や参加者の関心が高いオバマ元大統領の選挙にコミュニティ・オーガナイジングがどう活用されたかを詳しく教えていただきました。
いかにして候補者の生い立ちやストーリーに共感した仲間を増やすか、また有機的に動ける後援会のあり方としてスノーフレーク(雪の結晶)のような組織のつくり方、コーチングの重要性などもオバマ選挙の実例に則してご教示いただきました。
また他国の大統領選などでもコミュニティ・オーガナイジングが活用されているケースをお話しいただき、日本の選挙に更に導入しなければと痛感しました。
私が5年前に国政への挑戦をスタートしてから大事にしてきたのは「市民力結集」。
まさにそのことを学問的に研究され、私がいま地域で実践している草の根からの政治活動のこれからの展開について理論的に方向性を示してもらいました。
その分野を深めて研究している専門家のお話は新たな気付きや学びがあります。
「やまと未来ラボ」を始めてからそのことを再認識しましたが、今回も刺激的でエキサイティングな時間になりました。参加者からは現場での苦労やうまくいかなかった経験からの質問が相次ぎ、鎌田さんから的確なアドバイスをいただきました。
「学びて時にこれを習う。亦たのしからずや」と論語にもありますが、今回の学びを実践して更なる悦びへと高めていきたいと思います。
ご多忙な中にも関わらずご講演いただいた鎌田さん、そして共に学ばれた参加者のみなさんに心から感謝です。
社会や政治に関心高いすべての方に参考になると思いますので、以下の鎌田さんのホームページを共有します。
Japan2100「やまと未来ラボ」とは
Japan2100「やまと未来ラボ」は、2100年の日本を見据え大局観をもって国づくり・政策提言を行っていくプロジェクト。
各界で活躍されている方々にお越しいただき議論を深める研究会を定期開催しています。