太ひでしが、「グローバルに考え、地域密着で行動する」
(Think globally, act locally)中で見えてくることを発信しています。

Vol.14:政治に「新しい選択肢」をつくる

今の日本の政治の根本的な問題は、野党が弱いことです。政治に選択肢がありません。自民一強政治の驕りによる権力の私物化がまかり通り、過度な忖度で行政の中立公平性が損なわれています。政権を担う能力と意欲、覚悟を持った強い野党(「新しい選択肢」)をつくり、政治と行政に緊張感とチェック機能を高めることが急務です。内憂外患が続く中、与野党が切磋琢磨して政策を磨き合い、新しい時代に相応しい新しい政治のリーダーシップの確立が今こそ求められています。

現行の小選挙区制度(衆議院議員選挙)のもとで各党は候補者を各選挙区で一人しか擁立できません。政権獲得を目指す政党は多様な政策志向の議員を抱え込み、より大きな勢力としてまとまって選挙に臨むことが求められます。そのため野党各党はまず、徹底して政策のすり合わせを行った上で、与党に対抗できるだけの大きな固まりをつくることが必要です。ただし、政治理念が大きく異なる勢力間の選挙目当ての一時的な離合集散は厳に慎むべきです。

その上で、日本を長期低迷から脱却させ、国民の将来不安と生活不安をなくし、国の平和と繁栄をいかに確保していくのか。社会の多様性が高まる中、与党と異なり、既得権益とのしがらみがない中で国民生活に寄り添った改革を未来志向で断行する「新しい選択肢」を明確に示し、国民に広く浸透するための地道な活動を展開しなければなりません。

小選挙区制は国民に広く受け入れられる明確な旗印を掲げることができれば、議席を大きく伸ばして一度の総選挙で一気に政権交代を実現できる仕組みです。野党は、与党に代わっていつでも政権を担いうる体制づくりを長期的な戦略をもって早急に整える必要があります。
私も引き続き神奈川13区から、地道な草の根活動を通して自力を付け、安心して政権運営を任せてもらえる「新しい選択肢」づくりにまい進してまいります。

2019年3月
太 栄志 拝