Japan2100「やまと未来ラボ」研究会開催報告:第3回

「新時代日本のミドルパワー外交」

  • ゲスト:添谷 芳秀 氏
    慶応義塾大学名誉教授
  • 日時:7月29日(水)17:30 – 19:00
  • 場所:太ひでし事務所

今回は、学生時代に戻って学ぶ楽しい時間になりました。
私は添谷芳秀先生の日本外交論に感化されて学生時代から「世界の中の日本」を考えてきました。

そんな先生とワシントンで同じシンクタンクに所属し、そのご縁から今回は私の地元でご講演いただきました。

米中対立が激化する中、新時代日本のミドルパワー外交戦略として、

  1. 戦後積み重ねてきた日本の平和国家としての歩みを活かしつつ、インド太平洋諸国が結束を固めるための多国間協力の新しい枠組みをまずは米中抜きでつくること
  2. 米国の対中軍事戦略の転換を見据え、米軍基地の負担をインド太平洋地域全体でシェアすること

を目指すべきとご提案いただきました。

沖縄の基地問題に関する玉城知事のイニシアティブにも携われている添谷先生のお話は大変説得力があり、これから私が進む方向を明確にしていただきました。

Japan2100「やまと未来ラボ」とは

Japan2100「やまと未来ラボ」は、2100年の日本を見据え大局観をもって国づくり・政策提言を行っていくプロジェクト。
各界で活躍されている方々にお越しいただき議論を深める研究会を定期開催しています。